コラーゲンを摂取すると健康や美容に良いということは、今や常識となっているほど広く知られている知識です。
しかし、コラーゲンをただ摂取しても実は無駄にしてしまっているという可能性もあることをご存じでしょうか。
コラーゲンを効率よく体に吸収させるためにはどうしたらよいのでしょうか。
目次
コラーゲンとして体に吸収される吸収率について
コラーゲンは、体内に摂取されたすべてが吸収されるというわけではありません。
また、もともとコラーゲンという成分は、吸収率があまり良くない成分です。
体内に摂取されたコラーゲンは、どのような工程を経て体に吸収されていくのでしょうか。
コラーゲンとして吸収されるまで
- 体内に入ったコラーゲンがアミノ酸に分解される
- その中でも体の維持に必要なタンパク質を優先的に合成する
- その工程で余ったものがコラーゲンとして吸収される
このように、コラーゲンを摂取したとしてもその全てがコラーゲンとして吸収されるわけではありません。
摂取したコラーゲンの吸収率を上げるポイント
では、体内に入ったコラーゲンの吸収率をどのようにアップさせたらよいのでしょうか。
摂取したコラーゲンを無駄にしないため、コラーゲンの吸収率をアップさせるポイントを押さえておきましょう。
低分子化されたコラーゲンを選ぶ
コラーゲンを選ぶ際には吸収率の良い、低分子化されたコラーゲンを選ぶようにしましょう。
高分子コラーゲンは、コラーゲン自体の大きさが大きく、分解するためにかなり時間を要してしまいます。大きい分子のままでは吸収率も低く、せっかく摂取しても無駄にしてしまうことにつがなります。
低分子化されたコラーゲンであれば、分解するための時間が短縮できるため、吸収率が良くなるのです。
魚由来のマリンコラーゲンを選ぶ
コラーゲンには、牛や豚、ニワトリから採取した動物性コラーゲンと魚などの海洋性マリンコラーゲンの2種類があります。
一般的には動物性コラーゲンは分子が大きく吸収率はあまり良くありませんが、魚由来のマリンコラーゲンは分子が小さく吸収率がよいと言われています。
ビタミンCを一緒に摂取する
ビタミンCには、コラーゲンの吸収率を高める働きがあります。
ビタミンCとコラーゲンを一緒に摂取することで、さらなるコラーゲンの効果アップにつながりますから、ぜひコラーゲン摂取の際にはビタミンCを一緒に摂りましょう。
コラーゲン商品の中には、ビタミンCを同時に配合しているものもあります。
ゴールデンタイムに摂取する
午後10時~午前2時までの時間帯は肌活性が活発になり、肌細胞が活発に生成されるゴールデンタイムと言われています。
このゴールデンタイムは、コラーゲンの吸収率がアップする時間でもあります。この時間帯に体内にコラーゲンを摂り入れておくことで、コラーゲンの吸収率がアップするのです。
つまり、寝る前にコラーゲンを摂取することによって、ゴールデンタイムのコラーゲン摂取の吸収率をより高めることができます。
「コラーゲンを摂取するタイミングはいつがベスト?」でも詳しく解説しています。
まとめ
このように、コラーゲンは摂取方法を工夫することによって、吸収率をアップさせることができます。
健康にも美容にも欠かせないコラーゲンをかしこく摂取して、少しでも体への吸収率をアップさせるようにしましょう。